数年前に狭小住宅ブームが起こりましたが、売却や買取はまだまだ難しいというイメージが強いのではないでしょうか?「狭いから解体も大変」や「ローンが通りにくい」など、多々要因はあり、大きな土地よりも買い叩かれてしまうどころか、扱わないという業者もみられます。関東圏には特に密集住宅地が多く、小さな土地をフル活用した狭小住宅が多々みられますが、売却に関して不安を抱えている方も少なくありません。そこで、ここでは狭小住宅を売却・買取する際のポイントについてお伝えしていきます。

狭小住宅の売却が難しい訳

小ささが問題

狭小住宅が建てられている土地は狭小地であることがほとんどです。また、

  • 三角地や旗竿地のような変形地
  • 隣の住宅と距離が近すぎる
  • 再建築不可の土地
  • 間口が狭い
  • 重機が入れないサイズ

など、現在の住宅のリフォームや再建築に大きな問題を抱えていることも多く、買い手が見つかりづらいという点が挙げられます。
ほかにも、現在建っている家が建ぺい率オーバのものであり、建て替えするにはさらなる狭小住宅となってしまうという場合もあります。

リフォーム問題

現在の建物を活かせるならいいですが、建て替えとなると足場を組む場所がない、重機が入らないので手壊しでの対応となり解体費用が高額になるといった問題も。土地の値段が安くてもそれ以上にリフォーム代が掛かってしまうこともあり、建て替えを諦めているというオーナー様も多いですね。

住宅ローン問題

60㎡以下の土地に対応しない住宅ローンは多く、40㎡以下となるとさらに狭き門となります。現金一括ではなく、住宅ローンでお考えの方はこちらも足かせとなります。

再建築不可問題

再建築不可とは、現在の住宅を壊して新築することができない建て替え不可という特性を持つ土地を指します。
具体的には、

  • 敷地が道路に2m以上接していない
  • 敷地が道路に2m以上接してはいるが、間口が2m未満

という土地です。道路は建築基準法上のものという基準があり、基準に達しない道路はカウントされません。そのため、道路に接しているから問題ないと思っていたら、再建築不可だったという声も聞かれます。都内では全体の9%に当たる25万戸ほどが再建築不可となっており、決して珍しい存在ではありません。リフォームはできるものの建て替えはできず土地の価値も下がるため、住宅ローン審査も通りにくいなどデメリットも多々みられます。ただし、固定資産税が安い、安価で購入できるなどメリットもあるため、再建築不可物件を中心に探しているという方も少なくありません。

これからのニーズも

難しいといわれる狭小住宅の売却・買取ですが、全く不可という訳ではありません。というのも、時代は少子化の時代であり、大勢で一つ屋根の下暮らす家族が減り、単身や夫婦のみなど少人数で暮らす方が増えています。そのため、広い家よりも利便性のいい場所にこぢんまりとした住宅を建てたいと希望する方が増加しており、中古の狭小住宅も注目されているのです。

狭小住宅の買取・売却例

35㎡の狭小住宅

杉並区の永福町という人気エリアですが35㎡の狭小住宅のため、売却をためらっていたというA様。いくつかの不動産会社で見積もりしたものの納得がいかず、ご縁があり当社が担当することとなりました。路地に敷地が面しているものの、駐車スペースを作ることは難しく利用者は限定されてしまうことや解体に費用がかかることがネックですが、立地は大変魅力的です。そこで、建物は壊さず活かすリフォームを行い、駐車場に関しては近隣をリサーチするなど解決策を提案。これで、「土地」としてではなく「戸建て」として対応できることとなり、ほかの業者様よりも高い見積り金額を提示することができました。

52㎡の狭小住宅

横浜エリアで築15年の狭小住宅を売却したいというご依頼をいただきました。増築ができる環境ではありませんが、住宅自体はきちんと手入れされており、小さなリフォームで十分という住宅でした。オーナー様は引越しが決まっているとのことでしたので、引越しが完了し荷物がなくなってから、内覧を受け付けるという方向で話を進めることに。お急ぎではないということでしたので、少しでも広く見えるよう家具がない状態のほうが有利であると考えました。小さなことではありますが、できるだけコストをかけない戦略というのもご満足いただける買取額を提示するために大切なポイントです。

狭小住宅の売却でお悩みなら

土地面積が狭いため、不利になってしまうこともある狭小住宅ですが、売却戦略を綿密に組むことで売却金額を守ることは可能です。売却を検討している場合は、狭小物件の買取に強みをもった会社に相談するようにしましょう。不動産売却・相談窓口の狭小物件買取は実績が豊富でスピーディーな買取をしているため、おすすめです。