狭小物件を売却する際には、 「買取」と「仲介」という2つの方法があります。どちらも手放すことには違いありませんが、期間や金額が異なります。自分に合った方法で売却できるよう、それぞれのメリット・デメリットを把握しておきましょう。

それぞれの違いとは

「買取」と「仲介」、それぞれの大きな違いとは、

  • 買取は、不動産会社自身がが購入する
  • 仲介は、不動産会社が買い手を探す

という不動産会社の働きの違いが挙げられます。
そのため、手続の流れも異なります。

買取の場合は、

  1. 狭小物件の査定を依頼
  2. 査定価格を確認
  3. 契約条件の確認
  4. 不動産売買契約
  5. 現金化

という5ステップで完了します。

一方、仲介は

  1. 狭小物件の査定を依頼
  2. 査定価格を確認
  3. 媒介契約
  4. 広告を出して販売する
  5. 買い手が現れる
  6. 契約条件の確認
  7. 不動産売買契約
  8. 現金化

というのが一般的な流れです。

狭小物件を買取・仲介するメリット

買取

買取の場合、買い手を探す必要がないため、相談から現金化までが2週間~1ヶ月ほどとスムーズに進みます。スピードだけでなく、広告宣伝や仲介手数料も不要と、余分なコストが掛からないというのも嬉しいですね。広告を出さない、見学者が来ないということで、周囲に売却を秘密にしたいという場合にも適しています。また、買い手側の都合でキャンセルになることもないため、安心して取引できるというのも大きなメリットといえるでしょう。もう一つ、「瑕疵担保責任」が原則不要で、買取完了後に瑕疵が見つかっても責任を負う必要はないという点も大きいですね。

仲介

「できるだけ高値で売りたい!」「希望する金額で売却したい」という方は、仲介がおすすめです。買い手が見つかるまでの時間は3ヶ月ほどに設定している不動産会社が多く、ゆっくりと引越しの準備をしたり、家との別れを惜しむこともできます。

狭小物件を買取・仲介するデメリット

買取

不動産会社基準で買取価格を決定するため、仲介価格よりも低い場合があります。また、物件の状況によっては買取できないという場合もあり、その場合はほかの不動産会社を探す、もしくは仲介を依頼するかの2択となります。

仲介

買い手を探すための仲介手数料や広告宣伝が必要で、必ず売れるという保証はありません。現在の状態によってはリフォームが必要となることもあるでしょう。また、価格設定が相場と合っていないと、買い手がつかず売れ残り感のある狭小物件となってしまうことも。ほかにも、買い手が現れても、狭小物件の場合住宅ローン審査が通らず、白紙となってしまうリスクも考えられます。

買取のその後

買取は不動産会社自身が買い手となりますが、なぜ買取ることができるのかという質問を頂くことがあります。買取った狭小物件は、不動産会社がリフォームして販売することがほとんどです。自社で活用することができるため、スピーディーに現金化することが可能となっています。

リスクを最小限にするなら買取

買取も仲介もそれぞれメリット・デメリットがあります。希望する売却スタイルに合わせて使い分けることが大切です。もし、「早く売ってしまいたい」「面倒事は少ないほうがいい」という場合は、「買取」による売却をおすすめします。ですが、買取価格は不動産会社によって異なるため、まずはいくつかの会社で相談してみることで相場観を掴むことが大切です。